生活保護いくら貰える？条件や注意点、もらえない理由をわかりやすく解説

生活保護とは、病気や怪我で働けないなどの理由によって生活が困窮している人を救済するための制度です。

この記事では、生活保護の金額を世帯人数別・地域別に詳しく解説し、さらにプラスで貰えるお金について徹底的に紹介します。

ほごらんどなら生活保護申請にかかる費用を心配することなく気軽に無料相談ができ、すぐに安心できる生活が手に入ります。

生活保護制度には、受けられる資格のある8割の人が実際には受けていないという現状があります。

私たちほごらんどは、生活保護の申請から住宅支援、食事までをまるごと支援しています。

相談は何回でも完全無料のため、生活保護を検討している方はもちろん、生活保護に興味が少しでもある方は一度お気軽に相談してみてください！

生活保護はいくら貰える？金額について解説

ここでは生活保護の受給額について解説していきます。

生活保護の金額は居住地と世帯人数で違う

生活保護の受給金額は、住んでいる地域や世帯人数によって大きく異なります。これは、地域ごとの生活費の差を考慮して設定されているためです。

東京都内の場合、以下のように「級地区分」によって支給額が変わります。物価が高い1級地-1が最も高額で3級地-1が最も低額です。

級地	地域
1級地-1	東京都23区内、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市
1級地-2	武蔵村山市、青梅市、札幌市、仙台市、所沢市、千葉市、福岡市
2級地-1	羽村市、あきる野市、函館市、金沢市、豊橋市、奈良市
2級地-2	夕張市、長岡市、佐世保市
3級地-1	日の出町、檜原村、奥多摩町、八戸市、米沢市、栃木市、富士宮市、伊勢市、中津市
3級地-2	1級地-1〜3級地-1以外の市町村

また世帯人数でも支給額は異なり、以下の表は東京都内の場合の世帯人数と支給額の比較表です。

	1級地-1	1級地-2	2級地-1	3級地-1
1人	130,010円	127,420円	116,460円	109,330円
2人	187,490円	183,360円	169,490円	159,310円
3人	236,934円	231,550円	214,290円	201,410円
4人	278,990円	272,990円	252,810円	237,810円
5人	316,010円	309,010円	286,010円	269,110円

具体的な受給額は、無料相談で聞けます。ほごらんどなら申請が初めてで不安な方でも、福祉事務所への同行から必要書類の準備まで、全てお手伝いします。

生活保護の8つの扶助とは？

生活保護の最低生活費の金額は、以下の8つの扶助で対象となる項目の合計金額です。

8つの扶助では、生活費だけでなく、医療費や教育費、出産費用、葬祭費用まで幅広く支援されます。

扶助の種類	内容	対象となる費用
1.生活扶助	日常生活に必要な費用	食費、衣料費、光熱費、日用品費
2.住宅扶助	安定した住居の確保	家賃、敷金、引っ越し費用
3.教育扶助	子どもの学びを支える	学用品費、給食費、修学旅行
4.医療扶助	病気やケガの治療費	診察料、薬代、入院費
5.介護扶助	高齢者や障害者の介護費用	介護サービス、福祉用具レンタル費
6.出産扶助	出産にかかる費用 分娩費	分娩費、入院費、新生児用品
7.生業扶助	自立に向けた支援	就職活動費、技能習得のための費用
8.葬祭扶助	葬儀に必要な費用	火葬費、埋葬費、葬儀費用

1.生活扶助

生活扶助は、すべての生活保護受給者が対象となります。

食費や日用品など、日常生活に必要な基本的な費用を支給され、世帯人数や年齢構成によって金額が異なります。

2.住宅扶助

住宅扶助は賃貸住宅に住んでいる人が対象となります。

家賃や敷金、引っ越し費用などがカバーされ、居住地によって上限金額が設定されています。

3.教育扶助

義務教育中の子どもがいる世帯が対象です。学用品、給食費、修学旅行費などの教育費を支給されます。

子どもの人数と学年によって支給額が異なるので注意しましょう。

4.医療扶助

病気やケガの治療が必要な人が対象となります。診察料、薬代、入院費、手術費用などが全額支給され、医療機関での支払いは全て不要となります。

5.介護扶助

要介護認定を受けている高齢者や障害者が対象です。介護保険の自己負担分が補助され、介護サービスの利用費用や福祉用具のレンタル費などが支給されます。

6.出産扶助

妊娠・出産を控えている人が対象となります。出産に関する費用が広くカバーされており、分娩費、入院費、新生児用品などの費用が支給されます。

7.生業扶助

就労や自立を目指す人が対象となります。自立を支援するためのサポートとして就職活動費、職業訓練の受講料、通勤費などが支給されます。

8.葬祭扶助

生活保護受給者が亡くなった場合に、火葬費、埋葬費、葬儀費用といった最低限の葬祭費用を負担します。

扶助の内容や金額は、個人の状況や世帯構成により異なるため、必要な扶助を正確に理解して申請することが大切です。

状況によってはプラスアルファで貰える

生活保護には基本の生活扶助の他に、状況に応じてプラスでもらえる8つの加算費用があります。

加算を正しく理解し、申請することで、より充実した生活を送れます。

加算の対象条件や金額は状況によって異なるため、詳しくはほごらんどに相談するのがおすすめです。

電話・公式LINE・WEBサイトで無料相談ができます。今すぐ無料相談をして、生活保護申請の不安を解消しましょう！

生活保護受給額のシミュレーション【実例をもとに解説】

ここでは、実際にどんな人はどれくらい貰えるのかについて解説していきます。

①都内在住30代単身男性

居住地	東京都
年齢・性別	32歳男性
家族構成	一人暮らし
収入	なし（アルバイトや給与収入がない）

【生活保護の計算方法】
生活保護受給額 = 最低生活費 − 世帯収入

最低生活費は、以下の3つの要素から構成されます。

生活扶助：食費、衣服費、光熱費、日用品などの日常生活に必要な費用
住宅扶助：家賃や住宅ローンなどの住居に関する費用
特別扶助：医療費、教育費など

シミュレーション結果は以下の通りです。

〈最低生活費の合計〉
生活扶助：84,450円、住宅扶助：44,000円　
合計：128,450円

〈受給額〉
生活保護受給額 = 最低生活費 − 収入 = 128,450円 − 0円 = 128,450円

②八王子市在住20代女性(妊婦、シングルマザー)

居住地	東京都八王子市
年齢・性別	30代女性
家族構成	妊娠8ヶ月のシングルマザー（1人世帯として計算）
加算金	妊産婦加算 母子加算・児童養育加算は出産後に適用
収入	なし

【加算金の内訳】
妊産婦加算：月額 18,160円（出産予定月まで適用）
母子加算：月額 11,730円（1人目の子ども）、児童養育加算：月額 11,500円（0歳～15歳未満の子ども1人）

シミュレーション結果は以下のとおりです。

〈最低生活費の合計〉
生活扶助：79,530円、住宅扶助：47,700円
合計：127,230円

〈加算金の合計〉
妊産婦加算：18,160円
合計：18,160円

〈受給額〉
生活保護受給額=最低生活費+加算金−収入=127,230円+18,160円−0円=145,390円

無料相談することで、自分が生活保護でいくら貰えるのかについて知れます。扶助や加算額の計算は複雑で1人では難しいので、専門家に任せることをお勧めします。

生活保護をもらう唯一の条件

【生活保護をもらう唯一の条件】
世帯全体の月収が最低生活費以下

生活保護を受給する条件は、世帯全体の収入が最低生活費以下であることです。

最低生活費
健康で文化的な生活を送るために最低限は必要だと国が定めた生活費

最低生活費＝生活扶助(第1類)＋生活扶助(第2類)＋住宅扶助＋その他の扶助
生活扶助(第1類)：食費や衣類の購入費　　生活扶助(第2類)：光熱費や家具などの購入費

東京都内一人暮らしの場合は、最低生活費が13万円に設定されていることが多いです。

最低生活費の金額は居住地域や世帯年収、家族の年齢などによって異なります

働いていても世帯収入が最低生活費を下回る場合は生活保護の対象になります。

その場合は、足りない分の生活費のみ補助してもらえます。例えば、最低生活費が13万円で毎月5万円の収入を得ている場合、生活保護では8万円を受給できます。

生活保護の支給額の計算方法

生活保護の支給額は、「最低生活費」−「収入」 という計算式で求められます。

支給額 = 最低生活費 − 収入
収入：世帯全体の収入（給与、年金、手当、その他の収入）

但し、収入には就労控除や特別控除などが適用されることがあり、支給額は地域や収入によって異なります。

ほごらんどの無料相談では、自分が加算の対象になるのか、いくら生活保護を貰えるのか確認できます。まずは無料相談で自分の状況を確認してみることをおすすめします。

生活保護のもらい方

ここでは、生活保護のもらい方について解説していきます。

生活保護に関する注意点

ここでは、生活保護に関する注意点について解説していきます。

収入があると支給額が減額される

生活保護は収入がある場合、その金額が最低生活費から差し引かれ、差額が支給額となります。アルバイトやパートの収入、年金、仕送り、副業の収入など、全ての収入が対象となります。

ただし、就労収入の一部（最大2万円程度）は控除され、全額差し引かれるわけではありません。障害者や高齢者の場合は、特別控除が適用されることがあります。

初回支給額は申請日

生活保護の初回支給額は申請日から月末までの日数に応じた日割り計算となります。

生活保護の申請が受理されたからといって、すぐに満額が支給されるわけではないので注意しましょう。

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本セクションでは生活保護のメリットを説明した後、ほごらんどの魅力的なサポートサービスを徹底的にご紹介します。

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生活保護の大きなメリット

生活保護には、大きなメリットが以下のように2つあります。

メリット① お金に悩まなくて済む

生活保護を受給する1つ目にして最大のメリットが、お金に悩まなくて済むことです。

以下は、生活保護を受けることで無料で提供されるサービスやものの例です。

このように、基本的な最低限度の生活を送る上で必要となる費用は全て国が負担してくれます。

メリット② 人生を再スタートさせるための時間ができる

二つ目の大きなメリットが、生活保護を受けることによって人生を再構築するための時間的余裕が生まれることです。

そのため、生活保護脱却後の人生設計のための資格勉強や、自分の人生を見つめ直すための時間が大いにあるのです。

生活保護を受給していた神奈川県在住のH.Iさんは、生活保護期間中に宅建士の資格を取ることに成功し、今では立派に自立した生活を送っています。

自分の人生を再スタートさせるためにも、一度生活保護を受けるのも一つの手なのです。

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生活保護の金額に関するよくある質問

生活保護はいくら貰える？

生活保護の支給額は、最低限の生活を保障するための必要額を基に計算されます。支給額は、世帯人数や居住地によって異なります。

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一人暮らしの生活保護費はいくら？

一人暮らしの場合、世帯人数が1人となるためその分支給額は低くなります。
東京都の例では、一人暮らしの月額生活保護費は約13万円～15万円程度が目安です。

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生活保護をもらう条件は何？

生活保護を貰う条件は、「世帯全体の月収が最低生活費以下」だけです。
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