ネットカフェ難民の脱出方法を解説!ネカフェ難民にならないためには?

ネットカフェは24時間営業で、シャワーやドリンクを低価格で利用できます。そのため様々な理由で住む場所を失った人々が一時的に居住スペースとして利用する事例が発生しています。
この記事では、ネカフェ生活で実際にかかる費用や住民票・住民税について、ネカフェ難民から脱出する方法についてわかりやすく解説しています!
【この記事でわかること】
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ネットカフェ生活の実態

Aさん(30代)ネットカフェ難民としての生活ってどんな感じなの?
ネカフェ難民の生活は具体的にどう過酷なのでしょうか。その理由は以下の通りです。
【ネカフェ生活が過酷な理由】
- 寝泊まりするにはスペースが狭い
- 料金が高い
- 騒音や盗難に遭う可能性がある
- わいせつ目的の利用者がいることがある
このように、ネットカフェ難民としての生活は決して楽に遅れるものではないことがわかります。ネットカフェに住んでいる方の中には、「住所不定」の方も多いと思われます。
住所不定の方は、今後賃貸を借りたり、就職活動をする上で不便なこともあります。その点においても、住所はかなり重要です。
住所不定の方の生活保護受給について、以下の記事で詳しく解説しておりますのでご覧ください。


ネットカフェでかかる費用
〈アパートを借りた時との比較〉


ネットカフェに住むとなるとやはり気になるのはネットカフェの利用料だと思います。しかし実際にはそれ以外にもあらゆる場面で費用が掛かるのが現実です。
【実際にネカフェっていくらかかるの?】
大手ネットカフェの費用
実際に大手ネットカフェチェーンの一か月の利用料金を比較してみましょう。
| 大手ネットカフェA社 | 大手ネットカフェB社 | 大手ネットカフェC社 | 大手マンガ喫茶A社 |
| 約16万円 | 約20万円 | 約18万円 | 約11万円 |
ネットカフェはもちろんホテルに1ヶ月滞在するよりは安いですが、1ヶ月利用するとなると十分高額な場合が多いです。
ネットカフェ利用料以外にもお金がかかる!
ネットカフェでの生活にかかるお金は、利用料金だけではありません。そのほかにも別途で以下のことにお金がかかります。
【ネットカフェ利用料以外にかかるお金】
- 食費
- シャワー代
- 洗濯
- その他日用品 など
つまり!結局はネットカフェ生活でも、賃貸アパートで生活するのとさほど変わらない、もしくはそれ以上のお金がかかるということです。
ネットカフェと賃貸アパートでかかる費用を比較シミュレーション



他に生活にかかるお金を含めて計算すると、一か月にどのくらいのお金が必要になる?
以下の表は、1ヶ月ネットカフェで生活した場合と賃貸アパートを借りた場合を、家賃・食費・光熱費・日用品で比較しています。
| ネカフェ生活の場合 | 賃貸アパート生活の場合 | |
| 家賃 (ネカフェ料金) | 120,000円 | 50,000円 |
| 食費* | 46,500円 | 37,200円 |
| 水道光熱費(シャワー代) | 9,000円 | 12,817円 |
| 日用品費 | 5,938円 | 5,938円 |
| 合計 | 175,500円 | 100,017円 |



もしかしてネカフェに住み込むより賃貸を借りた方がお得…?



そうなんです!
実は長期的な目で見ると、ネカフェよりも物件を借りて住んだ方がお安いのです!
ネットカフェ難民としての生活には決して安くないお金が必要です。金額だけ見ると、安いワンルームアパートを借りるのと大差ありません。
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ネカフェに住んだ場合、住民票はどうなる?





そもそもネットカフェに住んでも大丈夫なんですか?



グレーです。少なくともおすすめはできません。
ネカフェに住む場合に最も大変なのが「住民票の取得」です。
まず住民票を取得するためには、住んでいる場所を証明する必要があります。ネットカフェでは住民票の登録ができません。
しかし長期的な生活や賃貸契約には、別の住所登録が必要になります。
ネカフェを脱するために賃貸を契約しようと思っても、契約時に「住所不定」だと入居審査が通らないケースも少なくありません。
次に、必要な書類を準備します。身分証明書や印鑑も必要です。これらを揃えたら、役所に行き、住民票の申請をします。手続きが終わると、住民票を手に入れることができます。
住民票の発行時にありがちな困りごと
「住民票はあるけど、そこには住んでないし、もう住民登録されてない…」
「地元に住民票を置いたままネカフェ生活に入ったから、新たな住民票が取得できない」
このように、さまざまな背景を持ってネカフェ生活に入ってしまった方が、新たに住民票を取得する際に困ってしまうケースは多いです。
【ネカフェ難民が住民票取得の際に困ること】
- マイナンバーカードや交通費がなく取得不可
- 身分証明書がなく住民票の発行不可
- 職権削除により住民票が失効
このように、ネットカフェでの生活は楽かと思いきや、金銭的にも手続きの面でも大変さが付きまとうことがわかります。
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ネットカフェでの生活に住民税はかかるの?





ネカフェで暮らしてるから住民税はかからないよね?



いいえ!
「ネカフェで生活している=住民税はない」は間違いです!
住民税がかかるかどうかは住んでいる場所ではなく「住民票の所在地」と「所得」によって変わります。
①住民票の所在地
住民税の徴収のされ方に注目する必要があります。住民税は、「その年の1月1日時点で住民票がある市区町村」に対して課されるものです。
ネットカフェで寝泊まりしていても、住民票がどこかに残っていれば、その自治体に住民税を納める義務があります。
【住民税納入に関する具体事例】
- 実家に住民票を残したままの場合
→実家のある自治体に課税する必要あり - 住所不定で住民票が削除された状態
→ 原則として課税できない
②所得の有無で税額が決まる
住民税は「前年の所得」に基づいて計算されます。
【住民税がかかる所得はいくらから?】
- 収入が年間100万円前後ある場合
(例:アルバイトや日雇い)
⇨住民税が発生する - 無職や収入がない場合
⇨住民税は発生しない
「ネットカフェ生活でも住民税がかかるなら意味がない!」という方は、お安いアパートを借りることをお勧めします!お金も住むところもないという方は、以下の記事で詳しいサポート制度を一覧表にして解説しておりますので、ご覧ください。


ネットカフェ難民から脱出するためには?


一度ネカフェ難民になってしまうと、その状況から脱却するのは難しい場合が多いです。しかし、ネットカフェ難民を脱出する方法がないわけではありません。
【ネットカフェ難民から脱出する方法】
①住み込みバイトを探す
住み込みバイトは、働いている期間中の「寝泊まりする場所」が確保されているお仕事です。
リゾート地や工場、旅館など、さまざまな場所で募集されています。お金も家もないという方には、特におすすめの働き方です。
ただし日雇いバイトや住み込みバイトはどちらも「短期的な仕事」が多いため、長期的な安心を得るには向いていません。
まずは一時的に生活を安定させたうえで、将来的に自分が落ち着いて暮らせる環境を整えることを目指すことが大切です。
行政の支援を受ける
多くの自治体では、住まいに困る人を支援する制度があります。
| お金を支給してくれる支援制度 | |
|---|---|
| 生活保護 | 生活に困っている人の生活費や医療費などを国が保障する制度 |
| 住宅確保給付金 | 失業などで家を失うおそれがある人の家賃を支援 |
特に生活保護では、生活保護はお金や住む場所がない方にとって、生活を立て直すために最も心強いサポートです。
生活保護を受給すると、生活費と住宅費のほかにも様々なものが免除・実質無料になるので最低限の生活が保証されます。
| 生活保護で 免除されるもの | 生活保護で 実質無料になるもの |
|---|---|
| 税金 住民税 所得税 固定資産税 軽自動車税 個人事業税 国民年金保険料 NHK受信料 法テラス利用料 | 食費や衣類費、 光熱費などの生活費 家賃や引越し費用 医療費 教育費 介護費 出産費用 自立のためにかかる費用 葬祭費用 |
生活保護で免除されるものについて、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご覧ください。


そこでほごらんどでは、エアコン・洗濯機などの家具・家電が完備された生活保護受給者向けに賃貸物件を無料でご提供しています。
また、住居確保給付金も離職・収入減、失業などで家を失うおそれがある人の家賃を支援します。一定期間(原則3ヶ月)家賃相当額を自治体が代理支払います。
このように行政の公的な制度を活用することによって、自立を支援してもらいやすくなります!
ほごらんどでは、生活保護の申請からお住まいのサポートまでお手伝いを行なっております!まずはお気軽にご相談ください!


【ネカフェ難民】この記事のまとめ
「お金がなくてネカフェ生活…」という方は、実はアパートを借りる方がお得です!
さらに「ネカフェ生活だから住民税はない」は誤りで、ネットカフェで生活していても住民税がとられる可能性は十分にあります。



総合的に見ても、ネカフェ生活はコスパが非常に悪いのです。
「家がないし、お金もない..」という方は、まずは行政の公的制度を活用することをお勧めします。特に生活保護では、生活に必要なお金を幅広く支給している上に、自立支援も行なっているので、生活を立て直しやすいです。
「家もお金もない」という方の対処法については以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご覧ください。


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本セクションでは生活保護のメリットを説明した後、ほごらんどの魅力的なサポートサービスを徹底的にご紹介します。
生活保護の大きなメリット
生活保護には、大きなメリットが以下のように2つあります。
【生活保護の大きなメリット2選】
- お金の負担が軽減する
- 困窮者の最後のセーフティーネット
メリット① お金の負担が軽減する
生活保護を受給する1つ目にして最大のメリットが、お金の負担が軽減するです。
以下は、生活保護を受けることで支援されるサービスやものの例です。
【生活保護で無料で受け取れるもの】
- 生活に必要な最低限のお金(生活扶助)
- 家賃、敷金礼金(住宅扶助)
- 基本的なすべての医療費
- 出産費用
- 一定の上限での教育費
このように、要件を満たした場合、最低限度の生活に必要な費用について、制度に基づく支援を受けることができます。



基本的には、生活保護は困窮状態から最低限の生活を取り戻し、自立を目指すための制度です。
メリット② 困窮者の最後のセーフティーネット
二つ目の大きなメリットが、生活保護を受けることによって人生を再構築するための時間的余裕が生まれることです。
そのため、生活保護脱却後の人生設計のための資格勉強や、自分の人生を見つめ直すための時間が大いにあるのです。
生活保護を受給していたMさんは、生活保護期間中に宅建士の資格を取ることに成功し、今では立派に自立した生活を送っています。



生活保護を受給したことで自分の人生を再スタートさせることができました!
実際にMさんにお話を伺い、その人生大逆転劇を紹介している記事があります。


生活保護は、真に困窮し他に手段がない方のための最後のセーフティネットです。
他にも、以下のような生活保護の体験談を紹介しています。




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ネカフェ難民に関するよくある質問
- ネカフェ難民の場合、住民税の納入はどうすればいいですか?
-
住民税は前年の所得に課税されるので、今収入がなくても昨年それなりの収入があったのなら、今年は払わなければなりません。
しかし、前年度の収入が課税の基準に達していない場合は支払う必要はありません。
- ネカフェ難民の生活費は月いくらかかる?
-
ネカフェ難民の生活費は月15万円~20万円ほどかかると考えられます。
詳しくは、この記事のネカフェでの生活費シミュレーションをご覧ください。
- ネットカフェ難民とはなんですか?
-
家や寮などの定住できる住居を失い、インターネットカフェや漫画喫茶を一時的な寝床として利用しながら生活する人々を指す言葉です。
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