「傷病手当金だけで生活できない..」生活保護は併用して受給できる？

傷病手当金とは…
健康保険制度の一部で業務外の怪我や病気で働けず、給料が出ない時に支給されるお金
傷病手当金の概要をみる▽

「傷病手当金だけでは生活が厳しいから生活保護を受給しようかな…」と悩んでいる方も少なくありません。結論から言うと、生活保護を受給しながら傷病手当金も受給できます！

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【生活保護】傷病手当金とは？

傷病手当金は健康保険制度の一部として、病気や怪我により働けなくなった被保険者に支給される給付金です。

傷病手当金とは…
業務外の怪我や病気で働けず、給料が出ない時に支給される”生活のためのお金”

支給条件は以下の4つです。

傷病手当金の概要
支給額	標準報酬日額*の 3分の2相当額
支給期間	最長1年6か月間
対象者	・会社員 ・公務員 ⇨健康保険に加入している人が対象

生活保護受給中に傷病手当金を受給できる！

傷病手当金は健康保険制度の一部です。生活保護を受給している方は、健康保険から抜けなければなりません。

「健康保険を抜けた後でも傷病手当金を受給できるの？」と不安に思う方もいらっしゃると思いますが、条件を満たせば、健康保険を抜けた後も、傷病手当金は「退職後の継続給付」として支給されます！

また、生活保護を受給する条件は、以下の5つがあります。

実は、「収入が最低生活費を下回っている」という1つの条件を満たしていれば、ほぼ受給可能です。

最低生活費とは…
最低限度の生活を送る上で必要とされている金額。
居住地域や世帯人数、年齢によって異なることが特徴。

生活保護を受ける条件について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください▽

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傷病手当金と併用した場合の生活保護の金額

生活保護費は、以下の式によって計算されます。

【生活保護費の計算方式】
生活保護費＝最低生活費-収入(+加算額)

最低生活費とは…
最低限度の生活を送る上で必要とされている金額。
居住地域や世帯人数、年齢によって異なることが特徴。

まずは自分が住む地域がどの等級に分類されるかを確認しましょう。

一般的に、都市部や大都市圏では等級が高く、地方や郊外では低くなる傾向があります。

主な自治体の級地区分は以下のとおりです。

級地ごとの生活保護の金額は以下のとおりです。

	1級地-1	1級地-2	2級地-1	3級地-1
1人	130,010円	127,420円	116,460円	109,330円
2人	187,490円	183,360円	169,490円	159,310円
3人	236,934円	231,550円	214,290円	201,410円
4人	278,990円	272,990円	252,810円	237,810円
5人	316,010円	309,010円	286,010円	269,110円

生活保護制度では、すべての収入を「収入認定」の対象として扱います。

傷病手当金も収入として認定されるため、生活保護費は「最低生活費から傷病手当金を差し引いた金額」が支給されます。

例えば、最低生活費が月額12万円で傷病手当金が月額8万円の場合、生活保護費として4万円が支給されます。 傷病手当金だけでは生活費に不足する分を、生活保護制度が補完する仕組みとなっています。

	傷病手当金のみの場合	生活保護併用した場合
月収	8万円	12万円 （保護費4万円＋手当金8万円）
医療費	3割自己負担	医療扶助により無料

傷病手当金と生活保護の併用により、医療費の自己負担も軽減されます。

生活保護受給者は医療扶助により医療費が無料となるため、治療費の心配なく療養に専念できます。 通院交通費や入院時の日用品費なども、必要に応じて支給対象となります。

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傷病手当金受給中に生活保護を申請する手順

申請に必要な書類

事前に用意できないものは無理に揃える必要はありません。

ただし、傷病手当金は収入として認定されるので、最低生活費との差額分が生活保護費として支給されます。したがって、申請時に傷病手当金の受給証明書の提出が求められます。

ほごらんどでは、生活保護の申請に必要な手続きをサポートからお住まいの提供まで行っています。公式LINEや電話からお気軽に相談ください。

生活保護と傷病手当金を併用する際の注意点

生活保護と傷病手当金の併用申請では、特に注意すべき点があります。

①傷病手当金分は最低生活費から差し引かれる

傷病手当金は生活保護制度において「収入」として扱われます。傷病手当金の金額がそのまま
最低生活費から差し引かれ、残額が生活保護費として支給されます。

傷病手当金の支給額に変動があった場合、生活保護費も連動して変動するため、速やかな報告が必要です。

支給額の増減、支給停止、支給期間の延長など、あらゆる変化を福祉事務所に報告する義務があります。報告を怠ると、過払いや不足支給の問題が発生するので注意しましょう。

②「傷病手当金は無収入でなければ貰えない」は誤解

給与と傷病手当金がお住まいの地域の最低生活費を下回っている場合は、生活保護を受給できます！

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③虚偽申請は逮捕される可能性がある！

傷病手当金の受給を隠したり、支給額を過少申告したりすると、不正受給として厳しい処分を受ける可能性があります。

福祉事務所は金融機関や健康保険組合への調査権限を持っており、収入の隠蔽は必ず発覚します。 調査により虚偽申告が判明した場合、保護開始時に遡って返還請求が行われ、悪質な場合は刑事告発の対象となることもあります。

不正受給してしまった場合は、必ず返還をしなければなりません。しかし、ほごらんどのサポートを受けていて「ケースワーカーに報告する前に一旦相談させて欲しい」という方は、一度ほごらんどに相談することで、最適な解決策を一緒に考えます！

【生活保護×傷病手当金】この記事のまとめ

生活保護を受給しながらでも、傷病手当金を受給できます！

しかし、傷病手当金は「収入」として見なされてしまうので、生活保護費から差し引かれます。

傷病手当金だけで生活できないという方は、生活保護を受給することも手段の一つです！ほごらんどでは、都内で生活保護受給者向けに賃貸を無料でご提供しております！

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本セクションでは生活保護のメリットを説明した後、ほごらんどの魅力的なサポートサービスを徹底的にご紹介します。

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生活保護の大きなメリット

生活保護には、大きなメリットが以下のように2つあります。

メリット① お金の負担が軽減する

生活保護を受給する1つ目にして最大のメリットが、お金の負担が軽減するです。

以下は、生活保護を受けることで支援されるサービスやものの例です。

このように、要件を満たした場合、最低限度の生活に必要な費用について、制度に基づく支援を受けることができます。

メリット② 困窮者の最後のセーフティーネット

二つ目の大きなメリットが、生活保護を受けることによって人生を再構築するための時間的余裕が生まれることです。

そのため、生活保護脱却後の人生設計のための資格勉強や、自分の人生を見つめ直すための時間が大いにあるのです。

生活保護を受給していたMさんは、生活保護期間中に宅建士の資格を取ることに成功し、今では立派に自立した生活を送っています。

実際にMさんにお話を伺い、その人生大逆転劇を紹介している記事があります。

ぜひ一度ご覧ください▽

生活保護は、真に困窮し他に手段がない方のための最後のセーフティネットです。

他にも、以下のような生活保護の体験談を紹介しています。

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生活保護と傷病手当金に関するよくある質問

傷病手当金の受給期間が終了したら、生活保護はどうなりますか？

傷病手当金の受給が終了し、就労が見込めない状況であれば生活保護費が増額され、継続されます。

受給終了の1か月前には福祉事務所に連絡し、保護費の再算定手続きを開始してください。

生活保護受給中に病気が治って働けるようになったら、すぐに保護は打ち切られますか？

いいえ。すぐに保護が打ち切られることはありません。

就労収入が最低生活費を上回った時点で保護は廃止となりますが、就労定着まで段階的な支援が行われます。就労収入が不安定な場合は、再度の申請も可能です。

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傷病手当金をもらっていることを隠して生活保護を申請したらどうなりますか？

傷病手当金をもらっていることを隠して生活保護を申請すると不正受給になります。

不正受給は保護費の全額返還請求や保護の停止・廃止処分を受ける可能性があります。悪質な場合は逮捕されることもあるので、必ず正直に申告してください。

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