【実体験】生活保護を受けながら、自立を目指すためにやっていること

「生活保護を受けたいけれど、周りに知られたらどうしよう」「本当に抜け出せるのかな」──そんな不安から、一歩を踏み出せずに立ち止まっている方も多いです。
今回は、生活保護の受給をきっかけに自立への道を歩み始めた方の体験を紹介します。生活保護は“終わり”ではなく、“新しいスタートライン”。その実例をぜひ知っていただきたいです。
【この記事でわかること】


【生活状況】
持病の悪化により退職、収入ゼロ
【困難の理由】
病気のため長期間働けなくなった
【家計状況】
家賃:7万円
貯金:3万円
医療費:3.5万円(支払えず)
【相談前】
・食事は1日1回
・家賃滞納が続き、督促状が届く
【相談後】
・生活保護受給が決定
・医療費は自己負担なしに
・家賃は代理納付で滞納解消
ほごらんどの支援に対する感想

生活保護を“終わり”ではなく“スタート”にできたのは、ほごらんどさんの伴走があったからです。今は将来の仕事を見据えて準備ができています。心から感謝しています。
受給開始時の心境:「一生このまま?」という不安


生活保護の受給が始まった当初、安心感と同時に大きな不安も抱えていました。それは「このまま一生、生活保護に依存してしまうのではないか」という恐怖でした。
ネットで見かける「生活保護から抜け出せない人」の話や、「働く意欲をなくす」といった批判的な意見が頭から離れませんでした。「自分もそうなってしまうのではないか」と心配でした。
しかし、ケースワーカーさんとの最初の面談で考えが変わりました。「生活保護は自立するための土台です。まずは安心して生活し、体調を整えて、それから就労に向けて一歩ずつ進んでいけばいいんです」と言ってもらえたんです。
「自立支援」という言葉を初めて聞いた時、「一生このまま」ではなく「今は準備期間」だと捉え方を変えることで、希望を持って毎日を過ごせるようになりました。



ほごらんどでは、生活保護の申請前から、受給を始めた後の不安まで、一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。「本当に使っていいの?」「先が不安…」と悩んでいる方も、まずはお気軽にご相談ください。
体調管理:自立の第一歩は健康から


自立への第一歩は、何といっても体調を整えることでした。働けなくなった原因が体調不良だったので、まずはしっかりと治療に専念することにしました。
医療扶助のおかげで、お金を気にせず必要な治療を受けられるようになりました。内科での定期検診、精神科でのカウンセリング、歯科治療…すべて計画的に進めることができました。
特に重要だったのは、生活リズムを整えることでした。受給前は不安で眠れない日が続いていましたが、安定した生活ができるようになったことで、夜はぐっすり眠り、朝は決まった時間に起きられるようになりました。
栄養バランスの取れた食事も、体調改善に大きく貢献しました。これまでもやしとうどんばかりだった食事から、野菜、肉、魚をバランスよく摂れるようになり、明らかに体力がついてきました。
3ヶ月後の検診で、医師から「かなり改善していますね。軽い運動も始めて大丈夫でしょう」と言われた時は、本当に嬉しかったです。近所を散歩することから始めて、今では1時間のウォーキングが日課になっています。
健康な体があってこそ、働くことができる。この当たり前のことを、改めて実感した期間でした。



ほごらんどでは、医療扶助の活用方法や、日常生活のリズムを整えるための工夫についてもサポートしています。『病院はどう選べばいい?』『生活習慣を整えるには?』といった身近な疑問にも、スタッフが寄り添ってアドバイスいたします。
資格取得への挑戦:スキルアップで就職の幅を広げる


体調が安定してきた受給4ヶ月目から、資格取得の勉強を始めました。以前は事務職をしていましたが、より専門性の高いスキルを身につけて、安定した就職を目指したいと考えたからです。
最初に選んだのは簿記3級でした。参考書代3,000円は生活扶助から工面し、図書館も活用して勉強しました。毎日2時間の勉強時間を確保するのは最初は大変でしたが、「将来の自分への投資」だと思うと頑張れました。
3ヶ月後の試験で、無事に簿記3級に合格しました。合格証書を手にした時の達成感は忘れられません。「やればできるんだ」という自信が湧いてきました。
現在は簿記2級の勉強をしています。さらに、パソコンのスキルも向上させようと、市民講座でExcelやWordの講習を受けています。月1000円の受講料は安く、同じような目標を持った人たちと一緒に学ぶのがとても刺激になっています。
「生活保護を受けているから勉強できない」のではなく、「生活が安定しているからこそ、じっくりスキルアップに取り組める」と前向きに考えています。



資格取得やスキルアップについて、ほごらんどでは具体的なステップをご案内しています。あなたのペースで学び、未来を広げていきましょう。
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\専門スタッフが丁寧に対応します!/
ハローワーク通い:就職活動の準備を着実に


受給開始から7ヶ月目、医師から「軽い労働なら問題ない」という診断をもらい、本格的な就職活動の準備を始めました。
ハローワークでは専門の相談員が親身になって相談に乗ってくれました。「生活保護を受けながらの就職活動」について不安を伝えると、「全然珍しいことではありません。段階的に働く時間を増やしていけばいいんです」と励ましてもらえました。
最初に受けたのは「就職活動セミナー」でした。履歴書の書き方、面接での話し方、自己PRの作り方などを基礎から学び直しました。ブランクがあることへの不安も、「正直に話して、今の意欲をアピールすることが大切」というアドバイスをもらいました。



ほごらんどでは、就職活動や職業訓練に関する不安にも丁寧に寄り添います。履歴書の書き方、面接での伝え方、制度の活用方法まで、実体験を踏まえたサポートが可能です。
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段階的な働き方:まずはボランティアから


いきなりフルタイムで働くのは体調面で不安だったので、ボランティア活動を始めることにしました。地域の図書館で週1回、2時間の読み聞かせボランティアに参加しました。
最初は緊張しましたが、子どもたちの笑顔を見ていると「人の役に立てている」という実感が湧いてきました。また、決まった時間に外出する習慣ができて、生活リズムがより規則正しくなりました。
ボランティア先のスタッフの方から「とても丁寧にやってくださるので、ぜひ続けてください」と言われた時は、久しぶりに誰かに認められた気持ちになりました。
2ヶ月続けた頃、図書館の司書さんから「パートの募集があるのですが、興味はありますか?」と声をかけていただきました。週2日、1日4時間の勤務で、ボランティア経験を評価してくださったようです。
ケースワーカーさんに相談すると、「段階的な就労はとても良いアプローチです。最初は生活保護を受給しながら働いて、慣れてきたら時間を増やしていけばいいんです」と背中を押してもらえました。
現在面接の準備をしているところです。ボランティアから始めることで、自信と実績の両方を得られました。



いきなり就職に踏み出すのが不安な方も、まずはボランティアや地域活動から始めることで、少しずつ自信や人とのつながりを得ることができます。あなたに合った“小さな一歩”を見つけてみませんか?
就労収入認定:働きながら前進できる安心感


生活保護を受けながら働くことについて、最初は「働いた分だけ保護費が減らされるなら意味がない」と思っていました。しかし、ケースワーカーさんから詳しい説明を受けて、そうではないことが分かりました。
「勤労控除」という制度があり、働いて得た収入の一部は手元に残るようになっています。例えば月5万円稼いだ場合、全額が保護費から差し引かれるのではなく、1万円程度は収入として認められるそうです。
さらに「就労自立給付金」という制度もあり、安定して働けるようになって生活保護から脱却する時には、まとまった金額が支給されることも教えてもらいました。
実際に図書館でのパートが決まった時、月収4万円でしたが、手取りとして1万2千円ほどが純粋な収入増となりました。この差額で、将来の独立に向けた貯蓄を始めることができました。
「働いても意味がない」ではなく、「働くほど将来の自立に近づく」システムになっていることが分かり、働く意欲が一層高まりました。
ケースワーカーさんも「働き始めたことで表情が明るくなりましたね。このペースで続けていけば、きっと完全自立も近いですよ」と励ましてくれています。



「働いたら損では?」と不安に思っている方も、正しい制度の仕組みを知ることで未来が開けます。ほごらんどでは、あなたの状況に合わせて、就労と生活保護を両立する方法を丁寧にご説明します。
職業訓練への参加:より専門的なスキルを身につける


図書館での勤務にも慣れてきた頃、ハローワークから「簿記2級講座」の職業訓練の案内をもらいました。研修期間は3ヶ月、平日の午前中のみで、図書館でのパートとも両立できるスケジュールでした。
職業訓練中は「訓練手当」や交通費が支給され、交通費も支給されます。生活保護との併用も可能で、経済的な心配をせずに新しいスキルを学べる環境が整っていました。
研修では簿記の基礎知識、仕訳の演習、実務に近い帳簿作成を学んでいます。同じクラスには様々な背景を持つ人がいて、「人生やり直しは何歳からでも可能」だと感じました。



訓練手当や職業訓練など、生活保護を受けながら活用できる制度はたくさんあります。ほごらんどなら、あなたに合った“やり直しの道”を一緒に探せます。
完全自立への道筋:具体的な目標設定


簿記の職業訓練を受け始めて2ヶ月が経ちました。基礎が少しずつ理解できるようになり、来月の修了に向けてラストスパートをかけています。
ケースワーカーさんと一緒に、完全自立への具体的な計画も立てています。現在は生活扶助を受けながら勉強していますが、来年にはパート勤務(月収7万円程度)から始め、将来的にはフルタイム勤務(月収15万円程度)を目指しています。
また、貯金も少しずつ始めています。就労収入認定で手元に残るお金を毎月8千円ずつ貯めて、自立時の初期費用に充てる予定です。1年後には10万円程度の貯金ができる見込みです。
今は簿記2級の取得を目指して勉強中で、資格を得ればさらに安定した就職につながると感じています。将来的には経理や会計の実務にも挑戦していきたいです。
「生活保護からの脱却」ではなく、「新しい人生のスタート」だと考えています。支援を受けたこの期間があったからこそ、今の希望があるのだと感謝しています。



「自立なんてまだまだ先…」と思ってしまう時もありますよね。でも、小さな目標を積み重ねていくことで、将来の道筋は必ず見えてきます。あなたの一歩一歩が、新しい生活へとつながっています。
支えてくれた制度への感謝:前向きな「恩返し」


生活保護制度に支えられたこの期間を振り返ると、ただ「お金をもらっていた」だけではなかったことが分かります。安定した生活基盤を得ることで、将来への希望と具体的な行動力を取り戻せました。
特にありがたかったのは、ケースワーカーさんの存在です。単なる事務手続きの担当者ではなく、一人の人間として私の将来を一緒に考えてくれました。就職活動の悩みや、体調面での不安も、いつも親身になって相談に乗ってもらいました。
さらに、ほごらんどのスタッフにも大きく助けられました。「こんな時はどうすれば?」という不安に具体的なアドバイスをもらえたことで、安心して一歩ずつ進むことができたのです。
将来、完全に自立できた暁には、今度は私が誰かを支える側に回りたいと思っています。事務の仕事やボランティア活動を通じて、そして自分の体験を生かした相談活動を通じて、社会に恩返しをしていきたいです。



ほごらんどでは、受給中の不安解消から自立への準備、そしてその先の社会参加までを一緒にサポートしています。『自分も恩返しできる存在になりたい』と思った時に、その第一歩を踏み出せるように伴走いたします。お気軽にご相談ください。
ご相談ならほごらんどへ!
\専門スタッフが丁寧に対応します!/
同じ不安を持つあなたへ


「生活保護を受けると働く意欲がなくなる」「一度受給したら抜け出せない」と不安に思っている方へ。私もまったく同じことを心配していました。
でも実際に受給してみると、生活保護は「ゴール」ではなく「スタートライン」なのだと分かりました。安心して生活できる基盤があるからこそ、将来のことを前向きに考え、具体的な行動を起こすことができるのです。
もちろん、すぐに働けるようになるわけではありません。私も受給開始から就労開始まで8ヶ月かかりました。でもその期間は決して無駄ではなく、体調を整え、スキルを身につけ、将来への準備をする大切な時間でした。
ケースワーカーさんも、ハローワークの職員も、みんな私たちの自立を心から応援してくれています。一人で悩まず、利用できる制度やサポートを積極的に活用してください。
今は苦しい状況かもしれませんが、必ず希望の光が見えてきます。私がそうだったように、あなたも必ず新しいスタートを切ることができるはずです。



今の不安や戸惑いは、決してあなただけのものではありません。生活保護は“終わり”ではなく“新しいスタート”。小さな一歩を積み重ねていくことで、きっと未来は開けていきます。
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「自立したいけど何から始めれば?」「働きながら受給はできる?」「職業訓練について詳しく知りたい」「将来への不安がある」そんな自立に向けた悩みをお持ちの方へ。
ほごらんどでは元ケースワーカーなど経験豊富な相談員が、受給中の方の就労・自立を全面的にサポートいたします。
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