【体験談】年金だけじゃ足りない…介護と生活費の不安をどう乗り越えたか

「年金だけでは生活費が足りない」「一人での介護が不安で、これからどう生きていけばいいかわからない」そんな思いを抱えて、誰にも相談できずに悩む高齢者がいます。

今回お話を伺ったのは、Bさん(仮名、70代)。介護施設を退去せざるを得ず、一人暮らしを始めたものの、年金だけでは生活費と介護費用を賄えず、家賃滞納や電気・ガス停止の危機に直面していました。

そんな絶望の中で、Bさんは生活保護と介護扶助を知り、人生の再出発を決意しました。Bさんの体験を通して、困難な状況から安心した生活を取り戻すまでの実話を紹介します。

ほごらんどの支援に対する感想

年金5万円で暮らす現実―毎日が不安と絶望の連続

まさか、自分がこんな生活をすることになるとは夢にも思っていませんでした。

穏やかな老後を過ごすはずだった私の人生は、年金だけでは生活費と介護費用を賄えなくなったことで一変しました。介護施設を退去し、一人暮らしを始めましたが、現実は想像以上に過酷でした。

年金は月5万円。家賃を払うと、残りはわずか。食事は、スーパーで買ったおにぎり１個で済ませる日々。身体の自由も利かなくなり、腰の痛みで思うように動けません。入浴もままならず、買い物に行くのも一苦労。子どももおらず、頼れる家族はいません。

家賃は滞納し、電気もガスも止まり、夜はライターの小さな明かりだけ。冷たい食事をかじりながら、この先どうやって生きていけばいいのかと不安で胸がいっぱいでした。

通帳の残高がどんどん減り、残り数百円になった時、私は「もうここで死ぬしかないのか」と静かに覚悟しました。誰にも相談できず、心も体も疲れ果て、先の不安に押しつぶされそうでした。

たった一つの検索が人生を変えた

絶望の淵にいた私を救ってくれたのは、インターネットでした。

ある日、本当にふと、スマートフォンで「年金 生活保護 同時受給 できる？」と検索しました。検索結果の一番上に表示されたのが、「ほごらんど」というサイトでした。

サイトを開くと、「年金が足りない方でも生活保護を受けられます」「介護費用の負担でお悩みの方へ」といった具体的な情報が掲載されていました。自分の状況に近い内容があり、親近感を感じることができました。

最初は半信半疑でしたが、サイトに書かれた「匿名で相談できる」という電話番号を見つけ、「これで、人生が変わるかもしれない…」と思い切って電話をかけてみることにしました。

声だけのやり取りでしたが、優しく落ち着いた声で私の話を聞いてくれ、少しずつ安心感が生まれました。誰にも相談できず、一人で抱えていた不安や恥ずかしさも、声に出して話すことで軽くなっていくのを感じました。

電話を切った後、心の中に小さな希望が芽生えました。「もうどうしようもない」という思いだけでなく、「相談すれば助けてもらえるかもしれない」という安心感が、初めて心に届いた瞬間でした。

ほごらんどが寄り添った、生活再建の具体的サポート

電話で相談したその日から、ほごらんどの支援は始まりました。声だけのやり取りでも、支援員さんは私の状況を丁寧に聞き、家賃滞納や光熱費の停止、食事のこと、身体の不自由さまで、一つひとつ確認してくれました。

「よく頑張りましたね」その一言に、張り詰めていた心が少しずつ軽くなるのを感じました。

そして、生活保護や介護扶助を受けられる可能性があることを教えてくれました。ほごらんどさんは、申請に必要な書類の準備方法を一つずつ丁寧に教えてくれ、役所への同行もしてくれると約束してくれました。

正直、書類の手続きは一人では到底無理だと思っていました。でも、ほごらんどさんが寄り添いながらサポートしてくれたおかげで、無事に生活保護と介護扶助の申請を完了することができました。

ケースワーカーとの面談も、事前に私の状況を支援員さんが伝えてくれていたおかげで、緊張しながらも安心して臨めました。

医療費と介護費の心配から解放され、心も身体も軽くなった

生活保護の受給が決まり、初めて支給されたお金が通帳に振り込まれているのを見た時は、夢かと思いました。私の場合、年金月5万円に加え、生活保護から約80,000円が支給されました。

合計で月約13万円となり、家賃や食費、光熱費を支払ったあとでも少し余裕ができました。朝、陽の光を浴びながらゆっくり布団から起きられるだけで、幸せを感じました。

そして、何よりも大きかったのは、医療費と介護費の心配がなくなったことです。

以前は、腰の痛みがあっても「病院に行ったら、お金がかかる…」と我慢していました。でも、生活保護で医療費が無料になってからは、安心して病院に通えるようになりました。身体の調子が良くなると、心も軽くなります。我慢していた腰の治療を始められたことが、とても嬉しかったです。

介護サービスも利用できるようになったことで、身体の負担が大きく減りました。週に数回、ヘルパーさんが来てくれるようになり、入浴や掃除、食事の準備を手伝ってくれます。

一人で全てをやらなければならないというプレッシャーから解放され、「生きるのがこんなに楽になるなんて…」と、心から思えるようになりました。

少しずつ取り戻す、私の暮らしと希望

家賃や光熱費、食事のことを毎日心配しなくていい――そんな小さな安心が、こんなにも心を軽くしてくれるとは思いませんでした。

以前は、冷たいおにぎりを手に取り、腰の痛みに耐えながらキッチンに立ち、暗い部屋で「明日はどうしよう」と頭を抱えていました。手の震えや腰の痛みで思うように動けず、布団から起き上がるのも一苦労の日々。

今は、朝、カーテンを少し開けて差し込む光を浴びながらゆっくり布団から起きられる。温かいお茶を入れて、テレビをつけてニュースを眺めるだけでも、心からほっとします。

週に数回訪れるヘルパーさんに、洗濯や掃除、買い物を手伝ってもらえることで、体の負担も大きく減りました。少しずつ近所のコンビニまで歩いたり、郵便局まで用事を済ませに行ったりすることもできるようになりました。

身体の自由はまだ完全には戻りませんが、テレビや本で時間を過ごせること、買い物や散歩に出かけられることが、以前の絶望しかなかった日々とはまるで違う、生きる希望を少しずつ取り戻させてくれました。

年金だけでは暮らしていけず苦しんでいる方へ

もし、今この文章を読んでいるあなたが、私と同じように一人で悩み、年金だけでは生活が苦しく、介護のことまで不安に感じているなら、どうか知ってほしい。

年金だけでは、家賃や光熱費、食事に加えて介護費用までまかなうのは、本当に大変です。私も最初は、「生活保護を受けるなんて恥ずかしい」「もう自分には価値がないのではないか」と自分を責めていました。

でも、ほごらんどの支援員さんと話して、初めて「助けを求めてもいいんだ」と心から思えました。声を聞いてもらうだけでも、心の重荷が少しずつ軽くなるのを感じました。

生活保護は、恥ずかしいことでも、後ろめたいことでもありません。国が高齢者や生活に困っている人の生存を守るために設けた制度です。私もこの制度がなければ、ここまで生き延びることはできなかったと思います。

迷いや不安があっても、まず一歩、声を出して相談してみてください。その一歩が、閉ざされた日々を少しずつ開き、安心して暮らせる生活を取り戻すきっかけになります。

まずは一歩、声を上げて安心の暮らしを取り戻す

「年金だけでは生活が苦しい」「介護も必要で、このまま一人で暮らしていけるか不安…」そんな思いを抱えているあなたへ。

ほごらんどでは、生活保護制度や介護扶助を利用しながら、安心して生活を立て直すための「サポート」として、無料相談を提供しています。

相談方法
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